AIS評価航海
先月はレース欠場しましたが、このお盆休みを利用してAIS(船舶自動識別システム)を搭載したため、その評価試験のために西浦マリーナ往復航海を行いました。
期間:8月13日~14日
往路の航程
05:52SYH出港、11:50伊良湖水道通峡、14:35西浦マリーナ入港 総時間8時間33分、平均速力5.85kt
復路の航程
07:25西浦マリーナ出港、09:50伊良湖水道通峡、14:49SYH入港 総時間7時間24分、平均速力6.76kt
評価試験ですが、ちょうど往路の伊良湖水道通峡時巨大船が航行しており、案の定パイロットボートが露払いのために注意喚起して回っています。今までですとわが艇にも近接してきて、「巨大船に近寄るな」と拡声器で言ってきましたが、今回はわが艇の情報(進路速力、船の情報)は相手船にもAISにより通知されているため、何も言われませんでした。常にプロッター上には船舶情報が表示され、今回の巨大船との行き合い事象においてAISは正常に作動していたと判断できます。今後の安全航海に大きく寄与してくれるありがたい存在です。
さて、往復の航海において特徴がみられたのは航海時間が1時間ほど差が出たということです。復路は南東の風が良かったために、途中ジブも展開して機帆走したところ8kt越えの速力をマークし、大王崎から布施田水道手前までかなり稼ぐことができました。恐らく潮流の関係に加え、黒潮の反流の影響であったと推測します。
今回新たな航海計器を搭載したことにより、今後大いに活用し安全航海に徹する所存です。